2023年9月、AppleからiPhone 15シリーズが発売されました。その中でも、6.7インチの大画面を搭載した「iPhone 15 Plus」は、多くのユーザーから注目を集めています。
筆者は、iPhone 11からiPhone 15 Plusに買い換えました。iPhone15 Proではなく、iPhone15 Plusにしたのでしょうか?
本記事では、実際にiPhone15 Plusを使用した感想を交えながら、iPhone 11からの買い換えで感じたメリット・デメリットについて解説します。
結論から言えば、カメラ性能はあまり重視していないが、画面は大きいiPhoneが欲しかったから
iPhone15 Plusに決めました。
ゲームで頻繁に遊ぶ、写真や動画をたくさん撮るならProモデルがおすすめです。
iPhone11から買い換えた場合のメリットとデメリット
メリット
- 処理性能が大幅に向上 (A16 Bionic チップと 6GB のメモリ)
- 高画質な写真と動画が撮影可能 (アップグレードされた 48MP の広角カメラ)
- バッテリー駆動時間が長い (より大きなバッテリー容量)
- Plusモデルは大画面で見やすい
デメリット
- iPhone 11 よりも価格が高い
- iPhone 11 よりもサイズと重量
- Plusモデルは望遠レンズ非搭載
外観・デザイン
iPhone 15 Plusの外観・デザインは、ベゼルレスデザインを採用し、画面占有率は90%を超えています。
背面は、マット仕上げのガラスを採用していて指紋や汚れが目立ちにくく、高級感のある質感です。
カラーバリエーションは、ブラック、ブルー、グリーン、イエロー、ピンクの5色展開です。筆者は、ブラックを購入しました。
スペック
iPhone 15 Plusのスペックは、以下の通りです。以前使っていたiPhone11のスペックと比較してみました。
項目 | iPhone 15 Plus | iPhone15 | iPhone 11 |
---|---|---|---|
ディスプレイ | 6.7インチ Super Retina XDRディスプレイ(2796×1290ドット) | 6.1インチSuper Retina XDRディスプレイ(2,556×1,179ドット) | 6.1インチ Liquid Retina HDディスプレイ(1792×828ドット) |
プロセッサ | A16 Bionicチップ | ← | A13 Bionicチップ |
メモリ | 6GB | ← | 4GB |
ストレージ | 128GB、256GB、512GB | ← | 64GB、128GB、256GB |
カメラ | 広角(48MP) 超広角(12MP) | ← | 広角(12MP) 超広角(12MP) |
バッテリー | 4383mAh | 3349mAh | 3110mAh |
サイズ | 高さ160.9mm 幅77.8mm 厚さ7.80mm | 高さ147.6mm 幅 71.6mm 厚さ7.80mm | 高さ150.9mm 幅75.7mm 厚さ8.3mm |
重量 | 201g | 171g | 194g |
5G | 対応 | ← | 非対応 |
Wi-Fi 6E | 対応 | ← | 非対応 |
MagSafe | 対応 | ← | 非対応 |
顔認証(Face ID) | 対応 | 対応 | 対応 |
防水防塵 | IP68 | ← | ← |
カラーバリエーション | ブラック、ブルー、グリーン、イエロー、ピンク | ← | ブラック、ホワイト、グリーン、レッド、パープル |
発売日 | 2023年9月 | ← | 2019年9月 |
価格 | 139,800円〜 | 124,800円~ | 74,800円〜 |
iPhone 15 Plusは、A16 Bionicチップや6GBのメモリを搭載したことで、iPhone 11よりも処理性能が大幅に向上しています。また、カメラも広角画素が4800万画素にアップグレードされ、より高画質な写真や動画を撮影できるようになっています。
カメラ
iPhone 15 Plusのカメラは、広角(4800万画素)、超広角(1200万画素)、2眼構成です。
広角カメラは、画素数がiPhone 11の1200万画素から4800万画素にアップグレードされました。これにより、より高精細な写真や動画を撮影できるようになりました。
超広角カメラは、画素数や画角はiPhone 11とほぼ同じですが、画像処理の性能が向上したことで、よりシャープで明るい写真を撮影できるようになっています。
望遠カメラは、画素数や画角がiPhone 11と同じですが、光学2倍ズームに対応しています。これにより、遠くの被写体を大きく写すことができます。
バッテリー
iPhone 15 Plusのバッテリーは、iPhone 11よりも1273mAh大きくなっています。!(無印15のバッテリー容量は239mAh増加)バッテリー容量が随分増えても終了は5g程度しか増えていません。(無印15は、23g軽くなった!)
筆者の使用感では、iPhone 11と比べてバッテリー持ちが向上していると感じました。1日中使用しても、バッテリー残量が30%以上残っていることが多いです。
iPhone11からiPhone15 Plusに替えてわかったメリットデメリット
メリット
処理性能が大幅に向上
A16 Bionicチップや6GBのメモリを搭載したことで、iPhone 11よりも処理性能が大幅に向上しています。
iPhone 11では、ゲームや動画編集などの処理が重く、ストレスを感じることがありました。しかし、iPhone 15 Plusでは、そのようなストレスを感じることなく、快適に使用することができます。
カメラの画質が向上
広角カメラの画素数が4800万画素にアップグレードされたことで、より高精細な写真や動画を撮影できるようになりました。
iPhone 11では、暗い場所での撮影や、遠くの被写体の撮影に苦労することがありました。しかし、iPhone 15 Plusでは、そのような問題が解消され、より満足のいく写真を撮影することができます。
題が解消され、より満足のいく写真を撮影することができます。
バッテリー持ちが向上
iPhone 11よりも大きいバッテリーを搭載したことで、バッテリー持ちが向上しています。
筆者は、iPhone 11では、1日中使用すると、バッテリー残量が20%以下になってしまうことが多々ありました。しかし、iPhone 15 Plusでは、1日中使用しても、バッテリー残量が30%以上残っていることが多いです。
iPhone11からiPhone15 Plusにした場合、当然画面サイズが大きくなり見やすくもなりますが、端末のサイズが大きくなるので、デメリットと感じでしまう人も多いでしょう。
次はデメリットです。
iPhone 15 モデルの「上限 80%」機能について|半年間使った結果を公開
iPhone 15には、バッテリー劣化を抑制する「上限80%」機能が搭載されています。これは、リチウムイオンバッテリーの特性を踏まえ、常に満充電状態を避けることで劣化速度を遅らせるものです。
「上限80%」を有効にすると、通常通り充電されますが、80%に達すると自動的に充電が停止されます。ただし、充電状態の推測精度を維持するため、たまに100%まで充電されることがあります。
この機能を有効にするには、
設定アプリの「バッテリー」→「バッテリーの状態と充電」→「充電の最適化」からオンにできます。
iPhone 15 モデルでは、「バッテリー充電の最適化」「上限 80%」「なし」のいずれかを選択できます。
「上限80%」以外にも、「バッテリー充電の最適化」機能が搭載されています。これは、機械学習によって利用者の充電習慣を分析し、満充電状態を長時間維持しないように充電を調整する機能です。
常に満充電状態を避け、バッテリーの劣化を抑えたい場合は、「上限80%」機能または「バッテリー充電の最適化」機能を活用しましょう。
この上限80%はiPhone15以降でしか使用できない機能です。
※2024年2月21日追記
この「上限80%」設定を約5か月使った結果は、バッテリーの状態は「100%」を維持していました。
毎日使って充電している割にはまだ最大容量を維持していました。
1年後どうなるか、覚えていたら追記していきます。
デメリット
価格が高い
iPhone 15 Plusの価格は、iPhone 11よりも6万円ほど高くなっています。
為替の影響もありますが、純粋にコストが増えています。
価格は高めですが、その分、処理性能やカメラの画質が向上していることを考えると、納得できる価格だと思います。と思いたい。
※価格表はApple公式サイトより参照
■iPhone11とiPhone15の価格差
モデル | 価格 | ストレージ容量 | 価格 | モデル | 価格差 |
---|---|---|---|---|---|
iPhone 11 | 74,800円 | 64GB | – | – | |
iPhone 11 | 79,800円 | 128GB | 124,800円 | iPhone15 | 45,000円 |
iPhone 11 | 90,800円 | 256GB | 139,800円 | iPhone15 | 49,000円 |
512GB | 169,800円 | – |
結構価格差がありますね。5万近く高い。15Plusだともっと価格差が開いてしまいました。
■iPhone11とiPhone15Plusの価格差
モデル | 価格 | ストレージ容量 | 価格 | モデル | 価格差 |
---|---|---|---|---|---|
iPhone 11 | 74,800円 | 64GB | – | – | – |
iPhone 11 | 79,800円 | 128GB | 139,800円 | iPhone15 Plus | 60,000円 |
iPhone 11 | 90,800円 | 256GB | 154,800円 | iPhone15 Plus | 64,000円 |
– | – | 512GB | 184,800円 | iPhone15 Plus | – |
15Plusだと6万円ほどの差になってしまいました。iPhone11ってコスパ良かったと思います。
サイズが大きくなる(iPhone15Plus)
iPhone11とiPhone15 Plusは、サイズ的に大きくなります。無印iPhone15は、iPhone11と比べて寧ろ小さくなってます。
モデル | 高さ | 幅 | 厚さ |
iPhone15 Plus | 160.9mm | 77.8mm | 7.80mm |
iPhone15 | 147.6mm | 71.6mm | 7.80mm |
iPhone11 | 150.9mm | 75.7mm | 8.30mm |
iPhone11からiPhone15 Plusに変えてもあまりデメリットは感じなかった
iPhone 15 Plusは、iPhone 11と比較しても大幅にスペックアップしています。特に、処理性能、カメラの画質、バッテリー持ちの向上が顕著です。
これらの向上により、iPhone 11ユーザーがiPhone 15 Plusに乗り換えた場合、デメリットを感じることはほとんどないと考えられます。
具体的には、iPhone 11では動作が重いと感じていたゲームや動画編集が、iPhone 15 Plusでは快適に楽しめるようになります。また、暗い場所や遠くの被写体でも、より鮮明な写真を撮影できるようになります。さらに、1日中使用してもバッテリー残量が少なくなくなるため、充電の頻度を減らすことができます。
ただし、iPhone 15 PlusはiPhone 11よりも画面サイズが大きく、そのぶん重量も増えています。
そのため、持ち運びやすさを重視する人にとっては、デメリットになる可能性があります。
総合的に判断すると、iPhone 11ユーザーがiPhone 15 Plusに乗り換えるメリットは大きく、デメリットはかなり少ないんじゃないかなと考えられます。
また高額なお金が吹き飛ぶくらいでしょうか・・
iPhone15Plusにした決め手とは?
iPhone15に機種変しようと思っている方は、何を基準にして決めたらいいのか迷いますよね?
私もかなり悩みました!そんな悩みを持った方は参考にしてみてください。
iPhone11から買い替えで迷ったiPhone15シリーズ
そこそこ長く使ったiPhone11。本来なら迷うことなく15シリーズに移行したらいいのですが、
まだまだ使えちゃうiPhone11だから、買い替えるのって迷ようんですよね。
まず、iPhone11からiPhone15シリーズのどのモデルにするのか?を考え3つの条件を決めました。
・コスト
・画面サイズ
・カメラ性能
3つの項目から選考して絞ったのが以下三機種でした。
- iPhone15
- iPhone15 Plus
- iPhone15 Pro
この3機種を3つの基準で表にして比べました。
共通の条件
①ストレージ 128GB固定
②色 Black系統
項目 | iPhone15 | iPhone 15 Plus | iPhone 15 Pro |
価格 | 124,800円 | 139,800円 | 159,800円 |
画面サイズ | 6.1インチ | 6.7インチ | 6.1インチ |
カメラ性能 | 48MPメイン 超広角 | ← | 48MPメイン 超広角 望遠 |
その他の項目の比較
項目 | iPhone15 | iPhone 15 Plus | iPhone 15 Pro |
チップ | A16 Bionic | ← | A17 Pro |
カメラ(ズーム) | 6.1インチ | 6.7インチ | 6.1インチ |
USB-C | USB 2に対応 | ← | 最大20倍速いデータ転送が 出来るUSB 3に対応 |
重量 | 171g | 201g | 187g |
価格
やっぱり一番は価格ですよね。
iPhone15とiPhone15 ProMaxの価格差は、約6万5000円とiPhoneSE3が購入出来てしまう価格差。
そう考えると、iPhone15 ProMaxは対象外になりました。
スタンダードモデルiPhone15が一番安くなりますよね。iPhone 15 Proとの価格差は3万5000円ほど。
価格差はあるが、何とかできなくもない価格差。
Proモデルも憧れるんですよね。高いですが・・・
次の項目の画面サイズが筆者にとって優先順位は高かったようです。
画面サイズ
iPhone15とiPhone 15 Proは6.1インチ。iPhone15 Plusは6.7インチです。
言葉で表すと、少しの差ですが持ってみると割と違いを感じます。
ちなみに重量は、iPhone15、iPhone15 Pro、iPhone15 Plusの順に重たいです。
項目 | iPhone15 | iPhone 15 Plus | iPhone 15 Pro |
重量 | 171g | 201g | 187g |
iPhone11の時は、6.1インチで次は大きいサイズにしようと思っていたので、6.7インチモデルで考えました。iPhone15 Pro Maxは価格が高いので選択肢には入っていませんでした。
カメラ性能
カメラ性能に関しては、個人的にはそこまで必要にない性能でしたが、人によって必要か必要でないかが変わってきます。
iPhone15とiPhone15 Plusのカメラ性能に違いはありません。
特に小さいお子様や旅行によく行って写真を撮る方は、Proモデルをおすすめします。
特に小さいお子様がいる家庭は、運動会や遊園地など、比較的遠いところから撮影する事が多く、Proモデルは、望遠カメラが付いているので、遠い被写体でも難なく撮影できます。
ただしProモデルでもProとProMaxとでは光学ズームに違いがあるので、できればProMaxモデルをおすすめします。(お高いですが・・・)
項目 | iPhone15 | iPhone 15 Plus | iPhone 15 Pro | iPhone 15 ProMax |
メインカメラ | 4800万画素 | ← | ← | ← |
超広角カメラ | 1200万画素 | ← | ← | ← |
望遠 | なし | ← | 1200万画素 | ← |
インカメラ | 1200万画素 | ← | ← | ← |
光学ズーム | 2倍 | ← | 3倍 | 5倍 |
デジタルズーム | 最大10倍 | ← | 最大15倍 | 最大25倍 |
カメラ性能としては、iPhone15 ProMaxが一番良いのですが、iPhone15シリーズ全てメインカメラは4800万画素なので、細かいこと言わなければ画質は大体同じだと思いました。
個人的な感想ですよ!
ここからおまけ的な機能ですが、これもiPhone11には無い機能なので、決め手の一つとなり得ます。
Dynamic Island搭載
iPhone15シリーズにはDynamic Islandが搭載されています。
場所はフロントカメラ付近にあり、アプリのアクティビティや通知など表示してくれる機能です。
タイマーや音楽などホーム画面の状態でもバックグラウンドで稼働しているアプリの状況をお知らせしてくれます。
めちゃめちゃ必須機能ではありませんが、何気なく助かる便利なやつです。
USB-Cコネクタ搭載
iPhone15シリーズより、USB-Cコネクタ規格に変更されました。
MacbookやiPadを使っている人ならわかると思いますが、充電コードが統一されます。
すでにLightningケーブルたくさん買ってしまっているので、またUSB-C買いなおすのかぁ~という気持ちもあったのは事実です。
また、高速充電にも対応しているため、20Wの充電アダプタを使えば1時間半くらいで充電が終わります。
iPhone15 Plusに決めた理由
iPhone15 Plusに決めた理由は、画面サイズが大きいけど、そこまで高性能を求めないということで決まりました。
とは言え、iPhone11から買い換えた場合、iPhone15シリーズに買い換えるだけでも、性能アップはかなり体感できます。
iPhone15 Plus最高ですよ!参考になれば幸いです。
ゲームで頻繁に遊ぶ、写真や動画をたくさん撮るならProモデルがおすすめです。
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