iPhone 3Gを振り返る|日本で最初のiPhoneとは?最新のiPhoneとスペックを比較

iPhone

2008年に発売されたiPhone 3Gは、初代iPhoneの後継機種として注目を集めました。
前機種と比較して、高速な3G通信に対応したことや、GPS機能が追加されたことなどが特徴的でした。

当時のiPhone 3Gは、多くの人々がスマートフォンを初めて手にするきっかけとなった製品で、現在の最新のiPhoneと比較すると、驚くほどスペックが低いように感じるかもしれません。
当時の時代背景を考慮すれば、iPhone 3Gのスペックは画期的でした。
今回は、そんなiPhone 3Gのスペックや特徴について詳しくご紹介します。

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iPhone 3Gのスペック

項目詳細
発売日2008年7月11日
OSiPhone OS 2.0(後にiOSに改名)
CPUSamsung S5L8900 32ビットARMベースのRISCプロセッサ
メモリ128MB
ストレージ8GB / 16GB
グラフィックPowerVR MBX Lite GPU
重量133g
ディスプレイサイズ3.5インチ
320X480
タッチスクリーン
カメラリアカメラ:200万画素
フロントカメラ:非搭載
バッテリー約1150mAh
音声通話時間最大5時間
インターネット使用時間Wi-Fi接続時:最大6時間 / 3G接続時:最大5時間
Wi-Fi802.11b/g
Bluetooth2.0+EDR
次世代のiPhoneiPhone 3GS
前世代のiPhoneiPhone (初代iPhone)

【iPhone 3G:2008年に登場したiPhoneの2代目モデル】

2008年、Appleは初代iPhoneの後継機種である「iPhone 3G」を発売しました。
初代iPhoneの問題点を改善し、3G対応など新しい機能を追加するなど、大幅なアップグレードが図られました。

iPhone 3Gの特徴

▲ビックウェーブさん

iPhone3Gは2008年に発売され、初代iPhoneから進化したスマートフォンです。このモデルには、初代iPhoneに比べていくつかの改善点がありました。
ここでは、iPhone3Gの最も注目すべき特徴を紹介します。

1. 3Gネットワークに対応し、高速インターネット通信が可能に

iPhone 3Gの最大の特徴は、3Gネットワークに対応したことです。
これにより、初代iPhoneに比べて格段に高速なインターネット通信が可能になりました。
また、GPSにも対応しており、地図アプリを利用する際にも位置情報の取得が可能になりました。

2. App Storeが登場し、アプリのダウンロードが可能に

iPhone 3Gの発売に伴い、iOSにおけるアプリのダウンロード・インストールを行うための「App Store」が登場しました。これにより、iPhoneの機能拡張が容易になり、ユーザーが自分に必要なアプリを自由にダウンロード・インストールできるようになりました。

このころから、SafariやiTunes、YouTubeなどが利用可能でした。多彩なアプリケーションの存在が、iPhone 3Gの大きな魅力の一つとなっていました。

3.便利なカメラ機能

iPhone 3Gは、初代iPhoneと比較してカメラの性能が向上しています。2008年当時としては、200万画素のカメラが搭載され、手軽に写真や動画を撮影できるようになりました。
また、撮影機能が充実しており、フォーカスや露出の調整ができたり、動画を撮影できたりするようになりました。これにより、写真や動画の撮影がより楽しくなり、SNSやブログに投稿する際にも重宝されました。

4. 外部アクセサリーの接続が可能

初代iPhoneにはDockコネクタしかなかったのに対して、iPhone 3Gでは3.5mmのイヤホンジャックが追加されました。
また、Bluetoothにも対応しており、Bluetoothイヤホンやヘッドセットなどを接続することができます。
さらに、Dockコネクタを使った外部アクセサリーも豊富にリリースされており、ホームステレオや車載ナビ、キーボードなどを接続することが可能になりました。

5. 外装が変更され、カラーバリエーションが拡大

初代iPhoneはシルバーのボディにブラックのフロントパネルが特徴的でしたが、iPhone 3Gではプラスチックのボディにアルミニウムのフレームが採用され、カラーバリエーションは、ブラック、ホワイトの2色がリリースされました。

iPhone 3Gは、アルミニウム製の筐体に白と黒のツートンカラーが採用されており、スタイリッシュで高級感があります。また、初代iPhoneと比較して薄型化され、手に持ちやすくなっています。このデザインは、その後のiPhoneのイメージを形成することになり、現在でも多くのファンから支持されています。

iPhone3Gと最新のiPhoneの比較

以下の表は、初代iPhoneと最新のiPhoneの機能の比較を示しています。初代iPhoneができたこととできなかったことを、最新のiPhoneと比較しています。

【比較表】

項目iPhone 3G最新モデル
(iPhone 14 Pro Max)
発売日2008年7月11日2021年9月16日
OSiPhone OS 2.0(後にiOSに改名)iOS 16
CPUSamsung S5L8900A16 Bionic
メモリ128MB6GB
ストレージ8GB / 16GB最大1TB
グラフィックPowerVR MBX Lite GPUApple-designed 5-core GPU
重量133g240g
ディスプレイサイズ3.5インチ
リフレッシュレート60Hz
6.7インチ
リフレッシュレート120Hz
タッチスクリーン
カメラリアカメラ:200万画素リアカメラ:4800万画素
トリプルカメラ搭載
フロントカメラ:非搭載フロントカメラ:1200万画素
バッテリー約1150mAh4323mAh
音声通話時間最大5時間最大28時間
インターネット使用時間Wi-Fi接続時:最大6時間 / 3G接続時:最大5時間最大75時間
Wi-Fi802.11b/gWi-Fi 6
できることiPhone3GiPhone14
電話、SMS、MMSの送受信
インターネットの閲覧
メールの送受信
内蔵iPodによる音楽再生
内蔵カメラによる写真撮影
アプリのダウンロードと利用
Siriによる音声コマンドの利用
Face IDによる認証
5Gネットワークの利用
多重カメラによる高品質な写真撮影
おサイフケータイ

上の表は、初代のiPhoneと最新のiPhoneの機能を比較したものです。どちらのiPhoneでも、電話、SMS、MMSの送受信、インターネット閲覧、メールの送受信、内蔵iPodによる音楽再生、内蔵カメラによる写真撮影は可能です。
しかし、端末の基礎性能はあたりまえですが、大幅に進化していますね。

初代iPhoneとiPhone 3Gのスペック比較

出展:ウィキペディア
スペック項目初代iPhone (iPhone 2G)iPhone 3G
発売日2007年6月29日2008年7月11日
OSiOS 1.0iOS 2.0
CPUSamsung 32bit-RISC 412 MHz ARM 11Samsung 32bit-RISC 412 MHz ARM 11
メモリ128 MB128 MB
ストレージ4 GB / 8 GB / 16 GB8 GB / 16 GB
グラフィックPowerVR MBXPowerVR MBX
重量135 g133 g
ディスプレイ3.5 インチ、320 x 480 ピクセル3.5 インチ、320 x 480 ピクセル
タッチスクリーンありあり
カメラなし200万画素
バッテリー1400 mAh1150 mAh

以上のように、iPhone 3Gは初代iPhoneにはなかったカメラを搭載し、バッテリー容量がやや小さくなっています。

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まとめ

iPhone 3Gは、2008年に発売された初めての3G対応iPhoneです。当時のスマートフォン市場において、革新的な機能やデザインを搭載し、多くのユーザーから支持されました。特に、高速な3G通信が可能となり、インターネット閲覧やアプリのダウンロードがスムーズになった点は画期的でした。また、GPS機能やアプリストアの導入など、後のiPhoneの基礎を築く技術が多く盛り込まれています。さらに、カメラの性能が向上し、スタイリッシュなデザインになったことも魅力のひとつでした。現在のスマートフォンと比べると、性能や機能面で劣る部分もありますが、当時の画期的な技術を取り入れた製品であり、その後のiPhoneの成功につながったことは間違いありません。

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