2021年3月改定した「使い放題MAX」ですが、こちらデータ通信量無制限のプランです。今回の記事で詳しく解説していきます。
KDDIのサービス拡充で、auは「使い放題MAX」「ピタットプラン」auオンライン限定「povo」やauの格安ブランド「UQモバイル」のサービスが展開されています。
色々なプランがありますが、はたして自分はどのプランにしたらいいのか正直わからない方も多いと思います。
今回の記事では、料金面やサービス面を比較して「使い放題MAX」「ピタットプラン」「povo」「UQモバイル」を料金やサービス面を比較して、自分はどれを選んだら良いか確認できるよう解説していきます。
■auやUQモバイルの詳細は公式サイトへ
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au「使い放題MAX」「ピタットプラン」
まず最初は本記事の主役auのデータ無制限プラン「使い放題MAX」と「ピタットプラン」の詳細です。
この各プランは使うユーザーに対して住みわけされています。簡単に区分けすると
★「使い放題MAX」
ヘビーユーザー向け
★「ピタットプラン」
ライトユーザー向け
このようにヘビーユーザーとライトユーザーに分けられたプラン構成になっております。
まず初めに、「使い放題MAX」と「ピタットプラン」の料金と割引後の表です。

次に「使い放題MAX」「ピタットプラン」と「UQモバイル」「povo」「ワイモバイル」と比較した料金表です。

■使い放題MAX
割引がポイント。自分の環境をauで固められる環境で最大限の割引を引き出せるなら前向きに検討。自分の環境がauで固めるのが難しく、かつ月間データ使用量が20GB以内で収まるなら「povo」がおすすめ
■ピタットプラン
月間のデータ使用量が1GB未満なら検討の余地あり。1GB以上なら「UQモバイル」の方が安くなるのでメリット・デメリットを確認の上検討の余地あり
次にヘビーユーザー向けのプラン「使い放題MAX」とライトユーザー向けのプラン「ピタットプラン」の解説をしていきます。
使い放題MAX
「使いたい放題MAX」はその名の通り、データ容量が無制限のプランです。こちらでは詳細に解説していきます。
まずは「使い放題MAX」の特徴です。
①データ容量は無制限
②4G/5G回線
③割引と組み合わせるとお得になる
①データ容量は無制限
その名の通りデータ通信容量は無制限ですが、混雑時や大量のデータ通信を長時間ともなうサービスを受けると通信速度の制限が発生します。
またテザリングやデータシェア、国際ローミング使用時はデータ容量30GBに制限されています。特にテザリングは便利な機能ですが、調子に乗って使いまくると30GBの上限に達してしまう可能性があります。スマートフォンの通信は無制限なのでバンバン使っても大丈夫です。
・スマートフォンの通信は無制限
・テザリングやデータシェア・国際ローミングは30GB制限あり
②回線は4G/5G
通信回線は4G/5Gとなっており、3G回線には対応していません。つまり今まで3G回線を使っていた方は、強制的に4G/5G回線になってしまい、3G回線は使えなくなってしまうので注意が必要です。※山間部はいまだ3Gしか繋がらない場所もあります。
3G回線が使えなくなってしまう。山間部によく行かれる方は事前に4G/5Gが使えるか確認することをおすすめします。
③割引と併用すればお得になります
「使い放題MAX」は、従来からある家族割などとは別に、他サービスがバンドルされたプランがあります。これらサービスと組み合わせることにより「月額が割引」されてお得に使う事ができるようになります。また、他サービスと組み合わせることにより、テザリングの上限が変わるのが特徴です。
■他サービスとの組み合わせ

■他サービスと組み合わせた場合の割引前と割引後の比較(価格は全て税込)
プラン | 割引前 | 割引後 | テザリング上限 |
使い放題MAX 5G | 7,238円 | 4,928円 | 30GB |
使い放題MAX 5G with Amzonプライム | 8,008円 | 5,698円 | 60GB |
使い放題MAX 5G Netflixパック(P) | 8,338円 | 6,028円 | 60GB |
使い放題MAX 5G テレビパック | 9,108円 | 6,798円 | 70GB |
使い放題MAX 5G ALL STARパック | 9,988円 | 7,678円 | 80GB |
他サービスと組み合わせることで、割引される仕組みになっています。テザリングの上限も最大80GBまで跳ね上がるので、外出先でPCやタブレットを使って映画やテレビを観る時に有効です。
AmazonプライムやNetflixなどをよく使う方は特にありがたいですよね。
使い放題MAXは3つの割引が適用できる
「使い放題MAX」は3つの割引が使えます。
①家族割プラス
②auスマートバリュー
③au PAY カードお支払い割
①家族割プラス
「家族割プラス」は、対象プランに加入している同居の家族の人数に応じて月々の料金を割り引くサービスとなってます。割引適用の場合2回線「550円(税込)」3回線「1,100円(税込)」の割引に
②auスマートバリュー
「au指定のデータ定額サービスに加入する」「au指定のインターネットに加入する」つまり、auのスマートフォンと自宅のインターネット回線をセットで利用すると割引が適用されるというサービスです。
これを適用すると1回線「月額1,100円(税込)」の割引になります。

③au PAY カードお支払い割
毎月の支払い設定をカードに設定することで、au PAYカードお支払い割が適用されます。適用中の割引金額は「毎月110円(税込)」で以下割引の条件です。
★au PAY カードお支払い割を適用するには
「au PAY カードお支払い割」を適用するには、毎月のauスマホ利用料金の支払い設定を「au PAYカード」にすることで適用されます。
※レギュラー/GOLD対象
ピタットプラン
「ピタットプラン」はライトユーザー向けのサービスで、「データを使った分だけ支払う」サービスです。

ピタットプランの割引
ピタットプランでは適用される割引は2つ。「家族割プラス」「auスマートバリュー」です。
「家族割プラス」や「auスマートバリュー」については上の項目で説明してるので、良かったら確認お願いします。
「au PAYカードお支払い割」については適用外となってます。
ピタットプラン 次のステップに上がる際の便利設定
ピタットプランでは使ったデータ分だけ、月額があがっていきます。ただ、何も設定していないと知らない間にデータを使い過ぎてしまう事もあります。そうならないための設定を解説します。
データチャージサイト/デジラアプリ
ピタットプランでは~1GB、~4GB、~7GBごとに、料金が変わりますが、「データチャージサイト」「デジラアプリ」をしようすることで、次の段階に上がる際、Eメールでお知らせする機能があります。このEメールで通知してほしい方は、事前に設定が必須となってます。
データチャージサイト
①スマートフォンやパソコンでデータチャージサイトへアクセスして、au IDでログインします。
リンク先 auデータチャージサイト
②画面下部の「メール通史の設定変更はこちら」の「こちら」をタップ。

③画面中ほどにある「個別設定」をタップ。

④残データ容量に関する通知の「変動前(残データ容量5%)」と「変動時」の項目左側空欄をタップして、チェックを入れます。※PCの場合は「受け取る」を選択してください。

⑤画面下部の「設定変更」をタップしてEメール通知設定が完了します。
デジラアプリ
①現在使っている端末に「デジラアプリ」をインストールしてください。
・Android

・iPhone

②インストールした端末で「デジラアプリ」を起動して、画面左側の「MENU」をタップ
③「アプリ設定」をタップ
④「Eメール通知設定」をタップ
⑤「個別に設定する」をタップしてチェックを入れます。
⑥画面をスクロールすると「変動前(残データ容量5%)」と「変動する際」のスイッチをオンに。

⑦画面下部の「設定変更」をタップするとEメール通知設定が完了画面が表示されるのでい「トップ画面へ戻る」をタップしてEメール通知設定は完了となります。お疲れさまでした。
「使い放題MAX」「ピタットプラン」対「UQモバイル」「povo」|料金比較
ここから「使い放題MAX」「ピタットプラン」を他のサービス「UQモバイル」「povo」や比較的近いサービス、ソフトバンクの「ワイモバイル」と料金を比較し解説していきます。
まずは比較したデータをみていきましょう。

次にもう少し具体的に「使い放題MAX」と「ピタットプラン」の料金を解説します。

★使い放題MAXとpovoとの比較
月額7,238円でデータ容量が無制限のプランです。割引を最大まで引き出すと月額4,928円まで下がります。
・通話
通話料金は22円(税込)/30秒が別途かかります。
・テザリング
データ容量は無制限ですが、テザリングの場合は月30GBと制限があるので注意が必要
「povo」との比較
使い放題MAXを最大限に割引した場合の金額は、月額4,928円(税込)でデータは使いたい放題。対して「povo」の月額は2,728円(税込)でデータ容量は月間20GBです。両者の差額は2,200円(税込)。この20GBって絶妙で、筆者は月20GB制限のサービス「ahamo」で使ってますが、毎月結構ギリギリでデータを「もう少し使いたいなぁ~」って毎月思ってます。
この「povo」は「トッピング」といういわゆるオプションがあります。一日データ通信無制限というトッピングがあります。このトッピングを使えば「もう少し使いたいなぁ」が実現できる絶妙なサービスです。
話を「使い放題MAX」にもどしますが、「使い放題MAX」と「povo」を比較してどちらかを選ぶための境界線を探ってみました。この境界線を表にしたのでご覧ください。

「povo」の場合、トッピングで「データ使い放題24時間」(24H220円(税込))をチョイスできるのが大きく、好きなタイミングで使えます。例えば、休日長時間電車に乗って旅行へ行くときに動画を長時間視聴する時に、データ使い放題をトッピング!そんな使い方が大きいです。
一方「使い放題MAX」は常にデータを無制限で使えるので、毎日ゲームや動画視聴をデータの容量を気にすることなく使えるのは大きいですね。上限20GBですと、外で動画を視聴するときは、意図的に画質を落として視聴したりするなど工夫が必要になってきます。
「使い放題MAX」と「povo」を選択する境界線
「使い放題MAX」と「povo」を選択する境界線は、「どのくらいデータ容量を使うか」「使い放題MAXの割引具合」によりますが、
「povo」で24時間データ使い放題が1回220円(税込)なので、トッピングを21回使うと「使い放題MAX」の割引なしと同等の金額になります。
「使い放題MAX」最大割引 =「povo」+トッピング10回分
「使い放題MAX」割引なし =「povo」+トッピング21回分
割引によりますが、「povo」でトッピングを10回21回使うくらいなら「使い放題MAX」が最適
それ以下なら「povo」といったところが境界線になります。
※「povo」はオンライン専用契約で、自分がオンライン上で契約や契約変更等できることが前提になります。
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ーau「povo」最新料金プラン「UQモバイル」と比較してみましたー
★ピタットプランとUQモバイル、ワイモバイルとの比較
「ピタットプラン」はライトユーザーをターゲットにしたサービスで、直接ライバル関係となるサービスは「UQモバイル/くりこしプラン」と「ワイモバイル/シンプルプラン」となります。
まずは比較表です。

「ピタットプラン」は基本料金だけみて「UQモバイル」「ワイモバイル」と比べても高い印象。
「ピタットプラン」「UQモバイル」「ワイモバイル」との比較
割引前提で比較となると「ピタットプラン」と「ワイモバイル」の2択ですが、結論から言えば「ワイモバイル」の圧勝。しかし割引って、そもそも自宅の環境(家族や自宅のネット回線)に左右されるので、これから家族のスマートフォンや自宅の回線をこれから決める!っていう前提で言えば「ワイモバイル」がおすすめです。
3GBで収まるのなら脅威の月額990円(税込)です。
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★割引を考えないで比較した場合、「UQモバイル」をおすすめします。「UQモバイル」は割引をしなくても「ピタットプラン」が割引した価格より安くなります。
「UQモバイル」は基本割引は期待できませんが、素で安い料金設定なので割引がなくとも月のコストを抑えた運用が可能です。
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ピタットプランに向いている人
「UQモバイル」や「ワイモバイル」は店頭での対応は可能ですが、いかんせん店舗数がauショップと比べて数が少ないです。その点auショップはかなりの店舗数で、どこの地域に行っても困ることはないでしょう。
また「ピタットプラン」を選ぶ方はライトユーザーが多く、スマートフォンの事など詳しくない方が多いと思います。auショップであれば、直接店舗スタッフに聞きながら料金の相談や契約ができるのでライトユーザーはauショップが使える「ピタットプラン」や「使い放題MAX」をおすすめします。
ピタットプランのメリットとデメリット
ピタットプランのメリットとデメリットをまとめました。
・割引を使えば安く使える
・自分で料金をコントロールできる
・auショップで店員に直接相談や契約などできて安心できる
・割引を使わないと、他のサービスより高くなる
・データを使うと高くなる
・データ容量が基本少ないので、気にして使う必要がある
データ使用量が少ない方は「UQモバイル」がっつり使いたい方は「使い放題MAX」がおすすめ
月間のデータ通信量が3GB以内で収まるライトユーザーは「UQモバイル」がおすすめ!
ライトユーザーでauショップ実店舗を利用したい人は「ピタットプラン」一択
家族がauを使っている環境で、割引を使えるのであれば「使い放題MAX」がおすすめ!
■使い放題MAX
割引がポイント。自分の環境をauで固められる環境で最大限の割引を引き出せるなら前向きに検討。自分の環境がauで固めるのが難しく、かつ月間データ使用量が20GB以内で収まるなら「povo」がおすすめ
■ピタットプラン
月間のデータ使用量が1GB未満なら検討の余地あり。1GB以上なら「UQモバイル」の方が安くなるのでメリット・デメリットを確認の上検討の余地あり
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